【シナコバのこだわり】 工場見学レポート in岡山県 その2

前回の続きです。

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【SINACOVAの商品作り】 工場見学レポート in岡山県 その1


岡山県倉敷市児島にある加工工場へ

染色の加工工場とは?
繊維製品(織物や衣料品など)の染色を専門とする施設のことを指します。

染料について、織物の種類や染色効果に合わせて、色の鮮明さや耐久性を考慮して染料を選びます。




大きな業務用の洗濯機や乾燥機は、織物の洗浄や乾燥を効率的に行うために使用され、大量の衣類を一度に処理することができます。




一方で、手作業によるダメージ加工も重要な要素です。職人が熟練した技術を駆使して、織物にヴィンテージ感や個性を与えるためにダメージを施します。穴や摩擦などの手法を使い、独自のデザインと風合いを作り出します。




洗浄後の排水についても配慮が必要です。加工工場では、廃水処理システムを導入して環境への影響を最小限に抑え、洗浄後の排水を適切に処理します。繊維や染料の残留物を取り除き、環境に配慮した廃水処理が行われています。



また、倉敷染めは特に岡山県倉敷市周辺で行われる伝統的な染色技術です。倉敷染めは、天然素材を使用し、手作業によって染められます。繊細な技術と美しい柄文様が特徴であり、加工工場では倉敷染めの技法を駆使して独自の色彩とデザインを生み出しています。

倉敷染めとは?
日本の有害物質規制法の基準をはるかに超える300種以上の有害物質を対象とした国際基準の安全性を始め環境負荷低減にも配慮した人と環境にやさしい繊維加工の安全認定です。
(倉敷染推進委員会資料より抜粋)



加工工場の見学や説明を伺う中で、倉敷染めや洗浄後の廃水処理など、環境にやさしい取り組みをされているというのが一番の印象でした。
中でも個人的にはダメージジーンズは手作業で行われていることを知り一番の驚きでした。
エコな取り組みを身近に行っていかなければならないなと感じました。

次回は番外編です!

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【SINACOVAの商品作り】 工場見学レポート in岡山県 番外編